春の洋梨(ルレクチェ)の仕事「開花前後は忙しいです。」

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春の洋梨(ルレクチェ)の仕事「開花前後は忙しいです。」

今年は春の気温が上がるのが遅く、寒い始まりだったので洋梨の開花時期が例年よりも遅くなりました。

開花後の受粉作業は、花が散る前に終わらせたいので、短期集中で人手が必要になります。

私も知り合いの農家さんに呼ばれて作業を手伝いに行きました。

この記事は、あくまで生産者ではないアルバイトの体験談程度と認識してください。

洋梨の受粉作業

花粉集め

4月の中旬、洋梨の園地以外に花粉を採取するための洋梨の木があるので、花を手でむしって集めます。

花粉を集める場合は開いた花ではなく、まるまるした開く寸前の花がベストです。

花を集めたら、花粉を集める専用の機械があるので、それを使って花と花粉を分離させます。

採取した花粉と販売してる花粉を使って受粉作業をします。

受粉作業

受粉用梵天などで受粉作業をやります。

開花して数日経過した洋梨の花

花の中央にある黄色いが雌しべです。その周りの黒くなっているのが雄しべです。

梵天に花粉をつけたら、花の黄色い雌しべにポンと当てれば受粉完了です。

ひとつの花芽から、6個くらいの花が付いているので、袋がかけやすい方向についてる花に受粉させます。

真上に向いてる花は、受粉させなくても大丈夫です。花6個の中の3個に受粉作業をします。

花自身の花粉でも受粉できるので、勝手に受粉していることもあります(自家受粉)。

開花したばかりのルレクチェの花

開花したばかりの花をみると雄しべがピンク色をしています。この状態ですと雄しべに花粉がたくさん入っています。

黒くなった雄しべは花粉が減っている状態です。

先端の枝の誘因作業

木全体に水分と養分を巡らせることで、果実が大きく育ちます。そのため、木の先端の枝に高低差をつけて、水分がよく行き渡るように紐で固定します。

誘因用の紐がホームセンターで売ってますし、農協でも買えます。天然素材紐、ビニール紐といろいろあります。

先端の枝に輪を作る結び方(もやい結びなど)で、果樹棚の針金に止めます。枝の角度は45度前後です。

先端の枝の結び目の様子

先端に枝は実を付けないように花を全部切ります。紐の左に花芽がありますが、花を切ってあります。

先端の枝の誘因に関しては、園主さんの考え方がでるので、いろいろな考え方があると思います。

摘果作業

受粉後、実が育っていきます。受粉した花は丸く膨らむので、受粉作業からの日数経過でわかります。

受粉している花の直下が見て分かるくらいに肥大します。下の画像の場合、たぶん全部受粉してます。

受粉後数日の花の様子

この今は緑の丸い部分が果実として肥大化していきます。ある程度大きくなった5月上中旬ぐらいまでに、形の悪い実や、傷の付いた実を摘果作業で、間引きます。その後、洋梨用の袋を被せて肥大させます。

春の洋梨の作業まとめ

洋梨は1本の木に果実を200~400個つけることと、花の開花から受粉の期間が限られているため、短期的に人数が必要になる春の作業です。

また洋梨は病気や外傷にとても弱い果実のため、袋を被せたり、他の果実よりも防除作業の回数が多くなります。

このような理由もあり、単純に単価が高くなります。

ページの最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。ご参考になれば幸いです。

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