「本なんて無駄という人」に向けた本や参考書の読み方
最近遭遇した「悩んでるときに本を読んでも、解決の役には立たないという人」ですが、この人は基本的に他人のアドバイスを受け入れない頑固なタイプの可能性が高いです。ずばっと頑固と決めつけると話が終わってしまうので、なぜ本を読んでも役に立たないと言うのか相手の立場から考えてみます。私は出版社から発行されている本であれば、作者、編集者など複数のチェックがされてるので安心だと思っています。
どうして、悩んでるときに本を読んでも無駄というのか?
- 実際に本を読んでアドバイスを試したが上手くいかなかった。
- 本にある事例と自分を比較すると、まったく違うと感じた。
- 重要なポイントをさらっと流して読んでいる。
次から1個づつ説明します。今回のブログは、農業に関係のないエッセイみたいなものです。
問題の難易度を10段階だとすると、読書でどうにかなるのは1~6くらいの問題に対してです。難易度9以上の日常生活が出来ないくらい精神的に病んでるときに、精神科医が書いた本を読めという訳ではありません。その場合は早急に病院に行ってください。
アドバイスを実践したが、上手くいかなかったのはなぜか?
これは落語やコントで、よくあるネタのように「本とまったく同じに実践した」ということです。実践するのであれば自分の状況に合わせて、チューニングして実践することが大切です。
逆に自分のことを知ってる上司や家族などの身近から直接アドバイスをもらえる場合であれば、あなたに合わせた的確なアドバイスをしてくれるので、アドバイスの通り実践しても良い場合もあります。自分の状況にあった対応をする能力が重要になります。
事例と自分を比較すると、まったく違うから無駄
本のアドバイスがまったく自分と違うから、このアドバイスは実践しませんと拒絶するともちろん無駄になります。この場合は、「この時の主人公の気持ちは何でしょう?」です。アドバイスの状況を自分に置き換えて考えてください。また今後の選択肢を増やすためのアドバイスだと思ってください。
この本は自分と違う環境でこのような行動をするのか、もし自分ならどうすべきなんだろう?と思考することで、自分では思いつかなかった選択肢が増えると思います。
本って千年前からあるんですから、絶対に似たようなことで、つまづいて悩んだ昔の人もいるはずです。その莫大な例を使わないのは、損だと思います。
古事記:西暦712年に太安万侶(おおの やすまろ)が編纂。現存する日本最古の書物。内容は日本神話と推古天皇の時代までの話。
重要なポイントをさらっと流して読んでいるかも?
本の読み方の上手い下手もあると思いますので、ポイントをしっかり覚えるためにラインを引くとか、本を複数回読むことで、ここが重要なポイントだと理解することが大切です。受験勉強で参考書や問題集は1週で止めるのではなく、2,3週したほうがいいとよく言われるのと同じです。ポイントを忘れないように紙やホワイトボードに、重要な部分を書いていつでも目に入る所に置いておくのも良いと思います。
まとめです。本は簡単に会えない人の考えを知る機会を与えてくれます。第一人者、名人、社長などは、こういう考え方があるのだと感心したり、今後のピンチに対しての選択の幅が増えたり、機転が利くようになったりします。知識が無ければ問題解決の何のとっかかりもありません。本から得た知識があるなら、私にもできるかもしれないと想像することができます。プラスの気持ちになることで、問題解決の可能性が上がります。
ページの最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。ご参考になれば幸いです。


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