農家が教える八珍柿（おけさ柿）を食べる前に知っておくとお得な話

農家が教える八珍柿（おけさ柿）を食べる前に知っておくとお得な話

ブログやツイッターを動かしていて、いろいろな方から質問があったので、回答をまとめておきます。

Q．1玉食べてみるとこっち側は半分甘くて、こっちは半分渋い柿があるのは何で？

A.柿の品種によって、熟すことで実全体が甘くなる完全甘柿、一部が甘くなる不完全甘柿、渋みが残る不完全渋柿、全く渋いいままの完全渋柿があります。1玉の箇所で味が違うのは、不完全甘柿か不完全渋柿だと思います。甘くしたい場合は、皮をむかずにヘタにアルコールを塗ってビニール袋などで密封して置いてください。渋みが抜けると思います。八珍柿（おけさ柿）は完全渋柿のため、アルコールや炭酸ガスを使って脱渋処理をしないと甘くなりません。

Q.柔らかくて甘い柿は何でスーパーなどで売っていないの？

A.柿は熟すほど柔らかくなります。そのため硬いうちに市場に出して、小売りまで硬さを保った状態にしないと、輸送途中に過熟になり破裂する恐れがあります。スーパーで買った固めの柿も、家庭の涼しいところに常温で置いておけば、追熟されて、甘くて柔らかい柿になります。カリカリの柿よりもトロっとした甘い柿がお好みの場合は試してみてください。手で触ってリンゴよりちょっと柔らかいと感じるくらいが食べごろです。

Q.柿の長期保存方法を教えて？

柿の現在の追熟の速度を遅くするだけなので、なるべく硬い状態のときに包んで保存してください。

柿の冷蔵保存のやり方

• キッチンペーパーを適当な大きさに切って、柿のヘタを隠せる大きさになるように数回折る。
• １に水を含ませて、柿のヘタに密着させる。
• ラップで柿とキッチンペーパーを密着するように包む。
• 料理用バッグに入れて、冷蔵庫で保存する。
• 1週間くらい経過したらキッチンペーパーが乾燥するので水を含ませて、またラップでまた包んで保存する。
• これで２～３週間は冷蔵庫で保存できます。

ページの最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。ご参考になれば幸いです。