【実は消えてないお米】いまのお米の問題点とお勧めの買うタイミングについて

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【実は消えてないお米】いまのお米の問題点とお勧めの買うタイミングについて

何でお米が値上がりしてるの?

その理由は主にこの3つです。

  • 肥料・農薬代、燃料費、人件費などの物価高騰
  • 昨今の高温障害など天候不順のため、1等米、2等米の収穫量の減少
  • 昨年夏に米不足のニュースによる不安の拡大

消えたお米ってどういうこと?

ニュースで取り上げられている、消えた17~21万tのお米とは、民間業者に出荷されたお米です。日本国内から無くなってはいません。

お米を農家が収穫して、販売を全国の農協と全農に委託していた総量から、17~21万t減ったとい意味です。農協に売るよりも、民間企業の方が高値で買ってくれるなら、そちらにお米を売るのは普通です。これは机上で考えてもあり得る量です。47都道府県で割ると、1県あたり約4,300tのお米なので、複数の卸業者に流通したり、生産者が備蓄していてもおかしくない量です。

全農新潟が公開している出荷の見込み量は、23年産は50%ありましたが、24年度産は45%に落ちています。新潟県で新米が販売する前に、全国でお米が高騰することがニュースで広がったために、民間企業や直売に回した量が例年よりも増えたということです。

出荷量の確認ができるJA出荷が減って、出荷量の確認が出来ていない民間の販売業者に売られたお米が増加しただけです。

消費量的に考えて、インバウンド旅行客の需要や輸出米は、お米不足の大した要因にはなりません。

お米(水稲)の収穫量を調べると、令和元年は、7,762,000tありましたが、令和5年は、7,165,000t、令和6年は、7,345,000tと例年減少してます。全国的に天候が良かったため、昨年と比較すれば収量が18万t増えてはいます。

お米出荷の見込み量は、各都道府県で管理されている水稲の面積から算出されています。10アールあたり8~9俵(1俵は約60㎏x8~9なので、480~540㎏の玄米が収穫量になります)が目安になります。県の出荷量が50%の場合、10アールだと見込み量540㎏の半分の270㎏が、個人出荷や自己消費になっているということです。

備蓄米が出回ったらどうなるの?

当たり前のことを言いますが備蓄米が店頭に出まわり、価格が下がってから買うのが良いです。

国が備蓄米をJAか全農に売って、その減った分を年内に収穫したお米で補填する形になります。市場価格を暴落させないように、段階的に調整して流通させると発表がありました。

『備蓄米も美味しく食べれるので、安心して買ってください。』

注意点としては冬は低温のため大丈夫ですが、基本的にお米は保管するのに温度調整が必要になります。3,4月になって外気温が高くなると保管場所によっては、虫が発生したり、湿度が多い場合カビが発生したりします。お米を通信販売で購入する場合は、お米の管理ができている直売サイトからの購入をお勧めします。

毎年、お米の早生品種の出荷が8月からありますので、夏には価格はもうちょっと緩やかになると思います。なるべくなら備蓄米が春頃に出回ると良いですね。

店頭販売価格は精米5㎏が3,000~4,000円、10㎏が6,000~7,000円くらいですね。お米は重いので、送料がかさみ、あまり個人での少ロットでの通信販売では利益が出ないです。

ページの最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。ご参考になれば幸いです。


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