【地産地消と地方分散】担い手農家が考える今後の農業について【現状】①

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【地産地消と地方分散】担い手農家が考える今後の農業について【現状】①

2020年くらいからコロナ禍のため、グローバル化や都市集約化に対しての懸念が膨らんでいる現状です。例を上げますと大都市でのクラスターや、自動車部品を海外生産のため部品が届かなくなり自動車の生産が停止することなどがありました。そのため都市部からの脱出が注目されていると各種メディアは言っています。

田舎の程度にもよりますが、東京から茨城の北部に引っ越す程度なら特に大きな変化はないと思います。関東から佐渡に引っ越した私が言うので。社会の教科書に載ってるように超ど田舎は数十年前から過疎化の問題があります。それに付け加え最近は農家の世代交代が出来なくなり、大離農時代が来ると言われてます。

これからの超ど田舎はどうすればいいのかを考えてみます。

超ど田舎の佐渡市の問題点

佐渡市の面積は855.67

私が2014年に佐渡市に引っ越して、道端で中学生が歩きながら話していた「羽茂じゃなくて、佐渡島自体が限界集落だってーのw」が印象的です。佐渡市は毎年約2000人の人口が減少しています。

さらに離島なのにフェリーの経営が赤字で海路輸送が出来なくなる懸念も最近はあります。佐渡市の大きさは東京都23区627.57㎢+奥多摩町225.5㎢ くらいです。千葉県で例えると千葉市から南房総の海岸線を占めます。東京ディズニーリゾートが428個です。大阪府の半分の面積が佐渡市です。

大昔、佐渡島は金山関連で鉱山夫を島外から連れてきていたので、その時から地方分散してたんですよね。そのため金山で人口が爆発的に増えたんですが、ゴールドラッシュが終わって、近代化地方リゾート化も中途半端な状態に落ち着いて今の面積は広いけど人口が少ない超ど田舎になりました。

ちなみに佐渡市の人口は約5万3千人です。

第一次産業の世代交代

ゴールドラッシュが終わってしまったので、昔の人は何か佐渡の特産品を作ろうと考えました。その後、島で作ったお米、柿、海産物など特産品を作ることが出来ました。島の特産品は日本の高度成長期には高値で売れたので産地の拡大に成功しました。

しかし、ご存じの通りグローバル化で輸入品の食糧が安く買える時代になると特産品価格が4分の1ぐらいに下がります。現在では特産品を生産していた人達も90歳以上の高齢になって引退しています。

世代交代の子供世代は本土で独立して孫もいて元気にやってるので島に戻ってくることはほぼ無いです。島内の特産品の出荷量は年々減少傾向にあります。

ページの最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。ご参考になれば幸いです。

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