【2023年最新版】アスパラガスの始め方、畑を作る初期費用はこのぐらい。

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【2023年最新版】アスパラガスの始め方、畑を作る初期費用はこのぐらい。

これからアスパラガスを始める場合に、どのくらいの初期費用が必要かを説明していきます。

これは、私の地域(離島)での費用価格になるため、地域によって多少の差があると思います。

そのことはご承知おきください。

資材代金を2023年1月現在の価格に修正しました。

圃場の選び方

畑を作る土地を用意します、基準単位の10アールを借りることにします。

作土層(有効土層)が40~50cmある田んぼか畑を用意します。

作土層とは作物が根を張ることが出来る土の層です。

水か染み出していたり、石だらけだと根が張りにくいので、作土層は土か粘土層の場所を選びます。

水を汲める水路や水供給口がある田んぼか畑だと、夏場の水やりが楽になります。

私の地域で10アールの田んぼを借りると年間で地代1万5千円くらいです。

目安としまして、小型のビニールハウスを建てると、サイズが幅6.3m、奥行き52.2m、ドアは両側に2枚づつの合計4枚、上部開閉窓あり、サイド巻き上げありでだいたい170万円です。全面ビニールハウスにする場合は、3棟必要になります。3棟で510万円です。

ビニールハウスの例
ビニールハウスの例2

アスパラガス苗の準備(種から育てる場合)

10アールの畑に植える株間を40㎝、うねを11本作るとする。

1本の畝に126苗を定植して、全体の定植本数1388本、予備を入れると1800本ぐらい。

プラグトレイに種を撒いてからの育成不良もあるので、定植する数より多めに種を撒きます。

2月に種まきをトレイにして、ビニールハウスに入れたり、育苗器をつかって発芽させて、苗を春まで育てます。

アスパラガスの種(品種:ウェルカム)20㎖で6,500円(農協価格)

プラグトレイ128穴で115円を14枚で、1,610円(ホームセンター価格)

種まき用培土(肥料入り)を40ℓを1,780円を2袋で、3,560円(以下ホームセンター価格)

アスパラガス育苗代金 合計 11,670円(10,072円から、1,598円上昇)

アスパラガス畑の例

定植準備

畑全体(植える範囲だけでも可)に肥料を撒いて耕します。そのあと苗を植える畝を作ります。

10アールの畑に牛糞完熟たい肥を20t以上入れます。農協や牧場で注文して、畑に運んでもらって下さい。

2tで12,000円くらいです。10倍で12万円です。

牛糞たい肥を畝の上にも被せたい場合には、追加注文してください。

その他の使用するといい肥料は、苦土石灰、BMようりん、高度化成有機入り、硫安などがあります。

今回は下記の肥料を畝と畝間に使うとします。

苦土石灰(粒状)を20㎏で588円を5袋、2,940円

野菜専用高度化成403(N14:P10:K13) 20㎏で3,180円を5袋、15,900円

定植準備肥料代金 合計 138,840円(134,350円から、4,490円上昇)

定植

50mの畝に2m間隔で支柱を刺しています。

マルチを畝に被せてから、育った苗を5月ごろに植えます。一度は見たことがあると思いますが、マルチとは黒い薄いビニールです。

黒マルチ 幅150cm 長さ200m 5,000円を3本で、15,000円

アスアラガスの転倒を防ぐ支柱(長さ5.4m 太さ19mmのパイプ)948円を200本で、189,600円

2m感覚で畝の両端に刺します。支柱は1本のパイプを3等分にして使う。支柱1本の長さは180cmとしました。

育ったアスアラガスの転倒を防ぐアスパラネット 100mで1,280円を11本で、14,080円

アスパラネットは2段で張ることにします。そのため1畝で100m使います。

潅水設備は、ピンからキリまであります。一例として安い物は専門業者さんが資材代込みで10万円で設置してくれます。

アスパラ支柱代金 合計 318,680円(288,200円から、30,480円上昇)

アスパラネットの様子(赤いのはフラワーネット、灰色がアスパラネット)

生育期間

夏頃に畑の肥料が減って来るので追肥します。

燐硝安加里(NKが多めのもの)20kg 4,980円を4袋で、19,920円

秋に追肥。

畝の上に牛糞たい肥か、

高度化成14-14-14(20kg)など、3,000円を4袋撒く。1,2000円

定植した年の肥料代金 合計 31,920円2,4000円から、7,920円上昇)

アスパラガスの始め方、畑を作る初期費用はこのぐらい。:まとめ

以上の金額をまとめると、露地栽培で51万6,110円(借地料込み、税込み)

ビニールハウスの値段(2022年4月の価格)だと、1棟で217万1,622円 3棟で557万1,622円

2023年1月現在はビニールハウスの価格も、この価格よりも3割ぐらい上昇していると思います。

地域によって、畑の作り方や使用する資材の価格も変動しますので、最低価格だとこのぐらいになるとお考え下さい。

この他に畝を作るトラクターの利用料や、生育管理するうえで必要になる農薬や水路使用代など、若干の別途費用が必要になります。

地域によっては、中古のビニールハウスがもらえたりすることもあります。

ページの最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。ご参考になれば幸いです。

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