【2025年7月】今月のおけさ柿と佐渡産アスパラガスの作業について。
7月のおけさ柿の作業


梅雨明け前の6月下旬から、降水量がガクンと下がったため、基本的にどこでも水不足の7月になりました。柿の状況は、山間部の園地ではカメムシなどの発生が目立っていますが、付近に雑木林が無い園地ですと、暑さのため害虫の飛来も少なめです。
しかし周囲に雑木林がないことで、柿園地が陰になる時間帯がないと、日光の影響で水不足の兆候が見て取れます。葉が巻いたり、徒長枝が細かったりしています。もちろん柿の実も小さいものが多く生っています。
柿の作業としては、地表の草刈り、農薬の散布、夏場に伸びた不要な枝の剪定、形の変な実など出荷できない外見の柿の間引き作業があります。
このように、水不足な状態ですと、地表の草は、10cmくらい残して刈るようにして、少しでも地表の渇きを抑えるようにします。また、トラックに水タンクを乗せて園地に運び、木に水をあげる作業も効果がります。
7月のアスパラガスの作業





上の画像を見ると、アスパラガスに高温障害が出ており、穂先が花のように開いている物が多くなっている。このように穂先が開くと商品価値が落ちます。普通に食べれるのですが、見た目的に市場にはあまり出回りません。
アスパラガスの高温障害の主な症状、萌芽の数が激減する、細い芽や曲がった芽が出てくる、10cmくらい伸びると穂先が開く、穂先が枯れる・炸裂するなどがあります。ひどい場合は、株が丸ごと枯れます。
アスパラガスの作業としては立茎作業が終わり、夏の収穫が始まったころから雨が降らなくなりました。潅水を行っていますが、7月の収穫量は昨年の1~2割程度になっております。
アスパラガス畑の畝の草むしり、通路の除草作業、農薬散布、余計な茎の除去などが夏場の作業になります。台風などが来る場合には、支柱に紐を撒いて支柱が大風で倒れないようにします。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。ご参考になれば幸いです。


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