【2023年まとめ】南佐渡島の個人農家の総括っぽいふり返り
昨年の12月に北陸地方が大雪になったので、佐渡島も大雪による被害がありました。その影響を受けつつ今年2023年が始まりました。佐渡に移住して最大の大雪だったため、果樹園の木は折れるし、雑木林の竹は倒れるし、停電する地域もあったので、1月はなんだかんだ忙しかった印象です。
春は特に問題なく、ただただ物価が高騰しっぱなしで、化学肥料が2倍の販売価格になっり、燃料代や資材代も高騰してました。夏になると猛暑の影響で雨が極端に少なかったため、水不足となり農作物に影響がでました。新潟の水稲の等級が全体の1~2割が1等米、8~9割が2,3等米になったことがニュースになってました。これも20年に1回くらいの非常に稀な状況でした。
アスパラガスに関しましても真夏の収量は激減していました。畑に水をまいても地表が高温のため、曲がったり、割れたりしたアスパラガスが多く、製品率が低かったです。B品未満の出荷できないものは、直売にも出していました。
もちろん果樹にも水不足は影響することになり、秋収穫の柿や洋梨は例年と比較して、収穫量が2~3割減少しました。そのため、今年の販売価格が高い水準をキープすることになりました。それぞれの販売価格は柿が7.5㎏で、4,500円前後、洋梨は4kgで、6千円前後でした。しかし、農家からすると今年は物価や人件費の高騰の影響が大きいので栽培経費を差し引くと、生産者としては厳しい年になりました。
不作な状況でしたが、実際果実は食べると甘いし美味しかったので、良かったです。お米も白く濁る見た目になって等級が落ちているだけで、味は悪くなかったです。
その他に良い点としまして、今年は猛暑のため害虫の発生が少なかったと思います。昨年の果実が豊作だったときは、気候が良かったためアオマツムシなどの大き目の昆虫による果実の食害が非常に目だっていました。打って変わって今年は、アオマツムシの食害痕を私の園地で見つけたのは手で数える程度の個数です。園地によくいる野生のゴキブリを今年は見てません。ヨトウムシのような蝶蛾の昆虫は例年通りいたような感じです。
今年から新規に始めたことは、フードバンクに生鮮食品を送って見たことです。予想以上に受け入れOKな所が少なかったり、とても喜んでもらえたりいろいろ感想がありました。今後も継続していこうと考えています。
2023年12月(今月)は数回積雪がありましたが、数日で雪は溶けました。暖冬なのか、雨が多いです。
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