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猛暑で爆発するアスパラガスの理由と対策
毎年の猛暑によって梅雨明けのアスパラガスは、ハウス栽培でも露地栽培でも異常茎が増えて、収量が減る傾向がある。10年前と比べて夏季の気温上昇により潅水の必要性が高いので、畑を選ぶ際には潅水設備が使える場所が良い。
爆裂茎とタケノコ茎
爆裂茎は若茎の頭部が裂開する生理障害で、梅雨から夏秋期にかけて発生が多くなる。生育が盛んな2~6年の雌株に多く見られる特徴がある。乾湿の差が激しい場所で発生しやすく、かん水直後に発生しやすい。基本的に太い茎に症状が出やすいので、立茎する際に細い茎を立たせることで発生を軽減できる。若茎の横肥大が異常に進行するタケノコ茎も極端に太い茎を立茎した場合いに発生することが多い。
夏季の収量減少対策
アスパラガスはほとんど水分でできているので、潅水することで元気になり、乾燥することで休眠します。夏の晴れた日で1日4ミリ、週30ミリの水分が必要になります。これ以下の水分量になると、芽が出なくなり休眠します。
夏季は少量の潅水を複数回行うのが良く、畝に15~20ミリを週2回やると良い。梅雨明けの高温日照下では土壌からの水分蒸発も多くなるので、畝間潅水も合間にやると良い。
夏季の高温による減少には、肥料よりも潅水(水分)のほうが効果が出ます。
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