佐渡産アスパラガスとおけさ柿の7月の作業について。

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佐渡産アスパラガスとおけさ柿の7月の作業について。

北陸地方の今年の梅雨入りが6月20日くらいでした。7月12日現在、まだ梅雨明けしていません。気象庁の予報では7月23日頃が北陸地方の梅雨明けらしいです。この時期は暑いし、雨でジメジメしてるで農作業は大変です。

アスパラガスの作業

通路を中耕後の様子
アスパラガスの畝の様子

梅雨のため畑の通路に水がたまる場合は、水はけを良くするために中耕しておく。ただし大雨になると通路が非常にぬかるんで歩きにくくなるので注意。露地栽培の場合には通路の表面を5cmほど浅く中耕しておく。

雨の合間の日になるべく殺菌剤を散布して病気の発生を抑制すること。気温が高いのでアスパラガスの成長が速く収穫量はあるのだが、高温のため製品率が低下する。1日の最高気温が25度前後場合は、伸びるのが速いので可能であれば、朝と夕方にアスパラガスを収穫をする。

それでも製品率が低い場合は肥料切れの場合がある。立茎後に肥料をやっていない場合には、10アールに化成肥料(14-14-14)を40㎏ほど施すと良い。

梅雨の日照不足や夏の高温のため以下の変形した、売値の付かないアスパラガスが出てきます。

平たい変形したアスパラガス
平たいアスパラガス(正面)中央のものは断面の様子
平たいアスパラガス(横)
穂先が成長して開いたり、極度に曲がったアスパラガス

おけさ柿の作業

果実の間引き作業と夏枝(徒長枝)の管理が主な作業になる。梅雨時期なので病気に注意する。しっかりと適期に防除を行う。

梅雨時期に徒長枝が多いと果実が整理落下するので、徒長枝は梅雨時期になるべく切っておく。枝数が減ることで、農薬のかかりも良くなるので、夏枝管理は大切です。足元に全く光が差さない園地は、枝が混んでいるため病気が発生しやすいです。足元の草も高さ1mを超すほど伸びるので、風通し作業性のために的確に草も刈って置く。害虫が足元の草に住み着くので刈っておくのが安心です。

最近は厳しい夏なことが多いので、木の上の方になっている実は日焼けする。そのため事前に取って置く。主枝より30cm以上の実は基本的に取り除いたほうが良い。変な形の実や食害などある実も見つけ次第取り除く。

正常な実と取り除く実の例
虫の食害を受けて、表面をかじられている実
果頂部がくぼんでる実、等級が落ちるので、個人の判断で落とす。
変形果、形が変なので価格が付かない、見つけ次第落とす。
正常な実
正常な実

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。ご参考になれば幸いです。


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