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【柿農家が教える柿の剪定】冬にできる越冬する害虫対策
ツノロウムシ(カイガラムシ類)
ツノロウムシはカキ、ナシ、カンキツ類、ゲッケイジュ、サザンカなどいろいろな木に寄生する。
年1回発生で成虫で越冬する。春に体の下で産卵し、幼虫の発生時期は6月上旬~7月上旬頃である。
枝や葉に定着した幼虫は樹液を吸いながら成長し、8月下旬ころから成虫が目に付くようになる。
樹液を吸うので、大量発生すると樹勢が低下し、分泌する体液によって葉や果実の「すす病」の原因になる。
画像のように冬は枝で越冬しているので、剪定のときに見つけたら、園地から出して駆除する。
サトクダマキモドキ(キリギリス科)
サトクダマキモドキはキリギリスの仲間で背の高い樹の葉、果実を食害します。
柿園だと果実の上に取り付いて丸い穴のような食害痕があるので分かり安いです。
枝の中に産卵した卵は4月頃孵化し、6回の脱皮を経て6月頃に成虫(だいたい体長60mm)になります。
画像のようにオガクズが真っ直ぐにくっ付いてる枝が内部に産卵されている枝です。
そのため卵が孵化する前に剪定を行い、園地内で見つけた産卵された枝を園地から出すか、焼却してください。
農業普及所に確認したところ、サトクダマモドキは、葉だけを食べて、果実に穴をあけるのは「アオマツムシ」のみという情報もあります。
ページの最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。ご参考になれば幸いです。
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