佐渡産アスパラガスとおけさ柿の9月の作業について。

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佐渡産アスパラガスとおけさ柿の9月の作業について。

今年はまだ佐渡島に台風の被害がありません。台風が来なかったので雨量が減った影響はあるかもしれません。9月に入ってから雨量が回復してきましたので、果樹の生育も回復傾向にあります。野菜に関しては、猛暑の影響をまだ引きずっている感じです。害虫の発生が若干増えてきました。

9月のおけさ柿の作業

柿のサイズが、大きい物だとLサイズくらいになってきました。あと1カ月でどこまで肥大化するか。9月は柿園地の管理をしていく段階です。収穫までの最終防除も終わりましたので、今年の農薬の散布の仕事はおしまいです。

8月同様に、柿の実の見直しをして、出荷できない柿を取り除きます。日焼けした柿や、渇水などのストレスで黒い染みが出来た柿が目立ってきます。

日焼けした柿(左)、正常の柿(右)
染みが目立つので、売り物にならない柿(食べても問題はない)
ゴマくらいの大きさの染みがある軽微な柿(B品で売り物になる)

地面の草が伸びたら、刈り取って虫の発生を抑制する。実が大きくなることで枝が垂れ下がってくるので、移動式の機械で刈りにくくなるので、刈り残った場所は手作業で刈る。

手作業で草を刈り取る機械(ホームセンターにあるやつ)
柿の木の根元にアスパラガスの不要な茎を置いておく(草の抑制と若干の肥料効果)

反射マルチの設置、日光を反射して下から柿の実の品質を向上させる道具です。朝梅雨の乾きを早くさせ実の表面の菌の発生を抑制するなどの効果があります。とても大きいアルミのレジャーシートみたいなものです。枝が低いところや、園地の日光が当たりにくい端などに設置します。

園地の中の段差のあるワダチを砂利で埋めて、トラックがガタガタ揺れるのを軽減したりします。収穫期に荷台の柿が大きく揺れると傷みます。収穫時期は忙しいので、その前に対応しておきます。

9月のアスパラガスの作業

8月は高温のためアスパラガスの若芽が出なくなっていましたが、今月中旬から雨でぼちぼち降って、収穫が出来るようになりました。お彼岸が過ぎると夜間の気温が急に下がるので、今度は低温のため、アスパラガスの成長速度が鈍ります。青虫やヨトウムシなどの芋虫による食害も目立ちます。このような要因が重なって、収穫量は7月と比較するとの2割程度です。

もちろん雑草の繁殖する時期なので、草刈りや草むしりも作業もあります。草が生い茂ると、虫が住み着きやすいので、アスパラガスの畝の周囲はなるべく短く刈っておきます。

雨が多いのでアスパラガスの茎が病気になりやすい時期でもあります。こまめに殺菌剤と殺虫剤を散布し、茎が黄化するまで維持します。来年の栄養を来月から貯め始めるので、今月の末までに肥料を撒いておく良いです。1反に化成肥料1~2袋という感じです。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。ご参考になれば幸いです。


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