若手農家が疲れない農業を考える

目次

若手農家が疲れない農業を考える

農業を10年ほど1人でやってる私が思う、農業未経験の方に向けた内容になります。

作業スケジュールを立てるのには意味がある。

初めてやる仕事は緊張して疲れると思います。そのためスケジュールを立てて、前もって全体を把握しておくことで、迷わなくなり仕事に慣れるのが早くなると思います。スケジュールを年、月、週と細分化できれば更に楽になると思います。疲れないためにはパターン化することも大事です、これをやったら関連するあれもついでにやるなど簡単なものでも効果があります。全体を把握できれば逆算して、今週はこの仕事が大切だとわかるようになります。

流れに乗れればすいすい進む。

例えば夏の1日は、アスパラガスの収穫は早朝に行います。そのため早朝起きたら、畑にすぐ行きます。アスパラガスを収穫して、帰宅して朝食をとって、アスパラガスを出荷して、次は柿畑に行って作業をします。そしてお昼にまた帰宅します。この流れに慣れると、働入れるうちにスイッチが入るようになって仕事がすいすい進むようになります。とにかく仕事を初めてスイスイ進むゾーンに早く到達することで効率が上がります。

こまめに休憩をとって疲れを持ち越さない。

1時間働いたら10分休憩、2時間働いたら30分休憩、お昼は90分休憩、15時にはおやつ休憩など農家それぞれの休憩タイミングがあります。自分がやりやすいように休憩をこまめにとって、1日の疲れを翌日に持ち越さないようにします。基本的に休憩時間をスケジュールに組んでいるので、1日の作業時間は減ります。もちろん繁忙期や収穫期は無理をすることもあります。

人とテンポを合わせて効率を上げる。

この畑の草むしりを1人でやるよりも、2人で並んで草むしりをした方が相乗効果で疲労感が軽減され、効率があがります。人は限界まで疲れると必要最小限の動作で仕事を進めるようになるか、仕事自体を中止します。複数人で仕事をやることで、テンションが維持できて仕事を続けることができます。そのうち1人で仕事をしていても最小限の動きが出来るようになって、結果的に省エネモードで仕事が出来るようになります。精神的には複数人でやった方が安心感が大きいので、繁忙期など切羽詰まっているときには心の疲労を考えると複数のほうがいいです。

参考文献:『「疲れない体をつくる」本』、著者:齋藤孝、発行:㈱PHPエデイターズ・グループ、2017年7月28日

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。ご参考になれば幸いです。


コメント

コメントする

CAPTCHA


目次