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【2025年8月】今月のおけさ柿と佐渡産アスパラガスの作業について。
佐渡では先月までは水不足でしたが、8月6日の豪雨と11日の雨で土砂崩れが発生するほどの降水量でした。山肌にある柿の園地では、山肌から土が流れ込んでいる場所や土砂崩れによって完全に通行ができない農道の情報が入ってきています。もちろん家屋や倉庫などが土砂崩れの被害を受けている話も聞いています。できるだけ早めの行政の対応を願います。
佐渡では7日午前8時40分までの48時間に降った雨の量が平年の8月、1か月分の2倍を大幅に上回り、観測史上最大となりました。新潟 NEWS WEBより
8月のおけさ柿の作業
週間天気予報で台風通過後に、長雨による病気の発生が考えられました。そのため、対策として長雨になる前に防除(農薬の散布)をしました。佐渡が台風の防雨風域には入らなかったのは幸いです。長雨が終わってから、気温が低下してくると害虫の発生も考えられます。カイガラムシやカメムシ・マツムシが目立つようになったら、対応する殺虫剤の散布が必要になるので、定期的に園地を回っています。
主な作業
- 農薬の散布
- 地表の草刈り
- 不要な柿の枝の除去
- 日焼け・変形した実の除去
- 園地が陰になる周囲の雑木の剪定
- 柿の枝が折れないように支柱を設置(紐による誘因)
直近で柿に関しては大雨による目立った被害はありませんでした。柿の木が急に水を吸ったので、8月中下旬以降の実の肥大化に影響があるとは思います。
8月のアスパラガスの作業
大雨によって露地のアスパラガスは、ほぼ出荷できない見た目になります。雨の勢いで土が跳ねてアスパラガスの表面に細かなキズが付くことになります。8月は病気が蔓延しやすくなるので、雨前と雨後にはできるだけ防除をすることをお勧めします。



主な作業
- 防除(農薬散布)作業
- 園地内の病気の茎の除去
- 規格外の芽と草取り作業
- 立茎の下部に日が当たるように細い枝の除去


最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。ご参考になれば幸いです。
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