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【農家が教える】棒苗から始める柿の木の仕立て方
柿の木は高木性で、放置しておくとどんどん上に伸びて行きます。そうなると果実が収穫しにくいうえに大玉になりません。そのため、収穫がしやすく大きな実を生らすために樹形(木の形)を仕立てて作る必要があります。一般的な柿の仕立て方を紹介していきます。
柿の木の仕立ての種類
変則主幹形
柿の直立性を活かして、主幹を真っ直ぐ伸ばしてから、自然に出来た主枝を選んでてっぺんから切り下げて形を作るやり方。
強制誘引開心形
比較的生産性が良い仕立て方。植え付け2、3年後に太いパイプや竹で誘因すると労力はかかるが低い脚立で作業ができる。柿の木の一般的な仕立て方です。
◇ポイント
- 植え付けた時に地上部を50~60cmで切る。
- 誘因する枝の角度は主幹から見て45度以下にする。
- 1番目の主枝候補は北向きに伸ばす。
- 2番目の主枝候補は南向きに伸ばす。
- 亜主枝は主枝1本につき4本残す。
- 主枝の背面から真上に伸びた枝は全部切除する。
斜立主幹形
傾斜地でよく見かける仕立て方。3~4年経過した木のてっぺんの枝を切らずに曲げて主枝にする仕立て方。枝を曲げる際に支柱やアンカーなどでしっかり固定する。威勢がいいと枝が太くなっているので曲がらないことがある。
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