佐渡産アスパラガスとおけさ柿の5月、6月の作業について。

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佐渡産アスパラガスとおけさ柿の5月、6月の作業について。

アスパラガスの作業

アスパラガスの5月は春の収穫時期になります。今年は4月の気温が低かったので、収穫開始時期が1週間くらい遅かったです。20~25日くらいの収穫期間後に立茎作業になり、アスパラガスの株をいったん休めます。45日くらい休ませて、7月から夏の収穫期が始まります。今年は5月20日に立茎を開始しました。現在擬葉の展開が終わって、アスパラガスの新芽が生えてくるのを待っている状態です。

主な作業は茎が病気にならないように、余計な茎を除去したり農薬を散布したり、潅水を行ったりしています。収穫物が無いタイミングなので、並行して柿の作業を進めることができます。

立茎して成長したアスパラガスの茎(擬葉が展開されて、花が咲けば立茎完了)
立茎時期のガクの密集した若芽(出荷できる規格ではない)
アスパラガスの花
アスパラガスの実(7月中旬撮影)

おけさ柿の作業

5月上旬になると蕾が見えるようになります。5月中旬くらいから摘蕾(つぼみを減らす)作業が始まります。蕾を全部実にすると、ピンポン玉くらいの柿になってしまうので、蕾を減らして大きな柿を結実させるようにする作業です。5月下旬になると蕾の中の柿の実になる部分を目視で確認できるようになるので、正常な形をしている蕾・実を残します。この作業は手作業でハサミを使って、蕾を切除するので手間がかかります。

取り除くべきダメな蕾・実の例を以下に載せておきます。これ以外の理由で間引くものもあります。

柿の園地の様子
正常な実(開花後に花が落ちて実が露出している状態)
左はヘタが三辺なので、三角形になる実、右は四角形だが小さすぎる
ヘタが分裂しすぎている
ヘタが強風に当たって、欠損している
新梢が極端に短い
三角形の実が成ってる様子
摘蕾前、三角形がある、新梢1本につき実を1つにする
摘蕾後、新梢1本につき正常な実1つの状態

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。ご参考になれば幸いです。


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