佐渡産アスパラガスとおけさ柿の11月の作業について。
11月のおけさ柿の作業
11月は、おけさ柿の在来品種の収穫時期です。今年は、早生の色付きが遅かったので先月末まで収穫期間がありました。在来品種は、10月25日くらいから、色が付いてきました。10月末になると色の付きがはっきりしてきました。11月に台風の天気予報などもあり、収穫可能な色の園地では急ピッチで行われています。それでも、腰ぐらいの高さの枝になる柿はまだ青いので、頭上ぐらいの柿を集中的に収穫しています。
この地域は毎年11月上旬になると、アラレが降ります。柿に大きなアラレが当たると傷になり、等級が落ちる場合があります。今年は11月7日の午前中に数分だけバラバラとアラレが降りました。その後の柿の状態は、短時間だったため、被害はありませんでした。
11月上旬に雨が降り、気温がぐんと下がったので、園地の全体の柿の色付きが良くなりました。防風林の影になる場所(園地の外周)は、日光が当たる時間が短いため色付きが遅いのがわかります。
11月中旬になり、収穫作業も無事終了しました。今年は柿の実の肥大化が良かったので、利益率が期待できます。収穫期の最後にまとまって雨の日が多く、それ以前に収穫が終了できて良かったと思います。それでも柿の状態を見ると表面に極小な裂けめ(紙ヤスリでこすったようなキズ)が多く出ていたので、規格外品が多く出ました。このような裂けめは肥大化が良い年の傾向で、産地全体的に同じ症状が出ています。
対策としては、木の作りをなるべく風通しと日当たりの良い状態にして、柿の実の表面を濡れた状態にしないことです。この木の作りだと枝の数が減るので、収穫量は減るけど品質は良い柿が出来ます。このへんは園主さんの判断に任せることになります。
農協出荷の場合は、選別してマルハおけさ柿の専用のコンテナ(下図)に入れて出荷します。
11月のアスパラガスの作業
黄色くなって枯れだした茎を土ぎわで刈り取って、畑から出します。また、畝に草が生えてる場合は雪が降る前に草むしりをしておきます。
4,5日くらい雨が降らいないで、畑が乾燥している場合は潅水して根に水分を補給させてください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。ご参考になれば幸いです。
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