【農家がまとめる】1から始める「さつまいも」は儲かるのか調べてみました。

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【農家がまとめる】1から始める「さつまいも」は儲かるのか調べてみました。

◆畑作りのための基礎肥料と資材代金

  1. さつまいも(べにはるか) 挿し穂 30本 2800円:68セット使用 190,400円
  2. 有機アグレットサツマイモ専用300号 20㎏ 4,200円:100㎏使用 21,000円
  3. 苦土過燐酸石灰 P35 Mg4.5 20㎏:1袋使用 5,600円
  4. マルチサポート1号 苦土と微量要素 20㎏ 2,500円:3袋使用 7,500円
  5. 成分分解マルチ(黒)幅95㎝x200m 7,500円:3本使用 22,500円

さつまいも畑10アール作付けに準備する資材代金 合計 247,000円

※10アールで2020本の挿し穂を使った場合の価格です。

※畑の賃借料が、かかります。

※あくまでも、だいたいの目安です。

さつまいも畑の面積と畝の植え方について

10アールの畑を借りて、中心に31mx31mの畑を作ると仮定します。さつまいもの畝は、畝幅60㎝、畝間90㎝、株間30cmで植えます。

この広さだと長さ30mの畝が20本できます。さつまいもの挿し穂が1畝で101本植え付けて、全体で2020本の挿し穂を約10アールで使用します。

または株間を45cmにした場合は、挿し穂の数が全体で1,360本になります。

その他の経費

上記の基礎肥料を畑に入れる場合、肥料散布後に畑を耕す必要があるのでトラクター使用する。

マルチを敷いた20本の畝を作るのに、マルチングの機械を使用する。挿苗機を使用する。

虫予防のための農薬散布、猛暑の場合の潅水、収穫後の洗浄、貯蔵など、初年度は余計に様々な経費が掛かります。

さつまいもの売り上げについて

茨城県のさつまいも農家のデータを見ると、10アール当たり売り上げが32万5千円。

農業経費が15万5千円になり、年間の利益が17万円になります。所得率は52%になります。

全国平均ですと、10アール当たり売り上げが21万5千円、経費が11万円、利益が10万5千円。

所得率がやや下がって、48%になります。

さつまいも産地でブランド商品として市場に卸せれば、比較的いい値段になるとは思います。

農林水産省の2007年次のデータを参照しています。品目別経営統計:農林水産省 (maff.go.jp)

参考サイト:サツマイモ「べにはるか」栽培のポイント/千葉県 (chiba.lg.jp)

ページの最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。ご参考になれば幸いです。

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