ホームセンターで売ってる種から始めるアスパラガス

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ホームセンターで売ってる種から始めるアスパラガス

アスパラガスは土中で根っこを大きくしないと、毎日ニョキニョキ生えてきません。

根っこを株と呼びます。株を育てる時間が惜しい方は、季節によってアスパラガスの大苗がホームセンターで売っていますので、そちらをプランターに植えましょう。すぐに収穫が出来ます。

アスパラガスは種から育てると、株の育成のため最低2年は収穫できないです。

袋種は2~300円、大苗は4,000円くらいです。

株は毎年大きくなっていき、植えて3年目からアスパラガスの新芽が元気に生えてくるようになります。

用意するもの

・アスパラガスの種  1袋(300円)

・種まき用培土  少々(800円)※実際使用する量は数リットルのため、小袋がありましたら小袋を買ってください。

・種まき用プラグトレイ 1枚(150円)

・育苗箱 1枚(150円)

・ジョウロ 1個(600円)

・移植ゴテ 1本(400円)

上記の価格は目安です。

未経験の方がベランダなどで育てることを想定しているため、詳細に道具を書いてます。

まずはアスパラガスの種を休眠から起こす

アスパラガスの種は硬い皮に覆われているため、発芽が基本的に遅いです。発芽に10日以上かかります。

土の中では発芽が分からないので、適当な容器にキッチンペーパーをひいて水を種が浸るように5mmくらい入れ、冷蔵庫に入れます(2022年5月1日現在)。

数時間経過したら水を捨てて、新しい水をキッチンペーパーが湿る程度に入れて、種が呼吸できるようにします。

種を水につけることで、発芽する確率と発芽速度を向上することができます。

※種の状態を維持するために薬でコーティングされてる場合は、つけた水が変色するので水を交換します。

発芽したアスパラガスの種

種から白いツノみたいなのが出ているのがわかります(2022年5月12日現在)。

根が出てない種も半分ぐらいありますが、個体差で遅れていることが多いです。そのまま撒いて問題ありません。

私個人の感想では、アスパラガスは発芽はしますが、苗の成長が悪いことで根付かないことがあります。

タネをトレイにまいてみる

トレイと道具

育苗箱にプラグトレイを乗っけて、種まき用培土を平らにします。

水をかけて、適当な棒で1cmくらいのくぼみを作ります。またはゴム手袋をはめて指でくぼみを作ってもいいです。

種の発芽した根を折らないように、硬い部分をピンセットでつかんでくぼみに入れます。

くぼみに種を入れた状態

やさしく上に土をかぶせて、また水をかけます。今回は29粒だけなので、撒いていな穴と区別ができるように凹みを作りました。

種まき完成

上の画像のようにプラグトレイの周りに土がこぼれたり、水で濡れたりするので下にビニールシートなどをしいてやることをお勧めします。

トレイは日の当たる場所において、表面が乾いたら水をかけてください。

爪楊枝よりも細い芽が出ました(2022年5月26日現在)。

この時期は虫が活発なので、このような細い芽でもアブラムシが付きます。

アブラムシは指で触るとポロポロおちます。綿棒などで、落として駆除してください。

ホームセンターで売っているスプレータイプの容器に入ったアブラムシに効く農薬をシュシュっとかけても駆除できます。

芽が伸びて10cm以上になったら、苗用の黒ポットに鉢上げをします。

やっとアスパラガスの芽が出ました(2022年5月26日現在)

アスパラガスの発芽率はどうだったのか?

芽を出したタイミングに数日の差がありますが、結果的に全部の種が芽を出しました。

種の袋には有効期限内であれば、発芽率が70%以上と記載されています。

種から育ったアスパラガス苗(5月30日現在)

日当たりよい場所に置いて、表面が乾いたら水をかけてください。プラグトレイ内に根が回るまで育てます。

根が充実してトレイの下から、はみ出して来たら黒ポットに移植します。

引き続きアブラムシの駆除をこまめにやってください。

新芽がアブラムシに養分を吸われると、芽が曲がるので分かります。曲がっても水をあげてれば回復します。

最初の芽がある程度伸びると、最初の芽の根元から次の芽が出てきます。

アスパラガス苗のポットに鉢上げ作業

ポットに鉢上げするときの道具

・苗用ポリポット(直径8cm)      100円(20枚)

・育苗トレー(黒いプラスチックのカゴ)  110円(1枚)

・培養土      400円(14L)         

・手袋       300円

ほかにも使えるので培養土(40L)は、多めに買ってます。スコップは使いませんでした。

アスパラガス苗の鉢上げの手順

2本目の芽が出ている時がお勧めのタイミングです(2022年6月25日)

プラグトレイの1つの穴から、2本目の芽が出ていることを確認できましたら、鉢上げのタイミングです。

根が活発に伸び始めるので、苗を移植したときに根が張りやすいです。

ポリポットに鉢上げしてもいいですし、ここで植木鉢に植えても元気に育つと思います。

プラグトレイからの苗の移殖のやり方

  1. ポリポットの底に2~3cmくらい培養土を入れます。、
  2. プラグトレイの裏側を指でつまんで、苗を押し上げて、苗の根元をつまんで土ごと優しく引き抜いてください。
  3. 引き抜いた苗をポリポットの中心に置いて、培養土を周囲に詰めてください。
  4. 苗の土が崩れて、根がむき出しになっても問題ありません。真っ直ぐ苗が立つようにポリポットに植えてください。
  5. 軽く移植したポリポットの表面の土を押して、苗が倒れないようにします。
  6. ポリポットの上部のやや下まで培養土を詰めてください。
  7. ポリポットのフチから1cmほど指で押して、表面を平らにならします。水やりのときに水がこぼれないようにです。フチいっぱいまで培養土を詰めると水やりのときに水がこぼれます。
  8. 全部の苗をポリポットに移植したら、育苗トレーに並べて水をたっぷりかけてください。鉢上げの完成です。
苗の根っこの様子

苗は日当たりのよい場所に置いて、土の表面が乾いたら水をやるようにしてください。

鉢上げ完了

苗の高さが50cmくらいになったら、畑に移植しました。鉢上げした苗を全部畑に移植したので、プランター用が無くなりました。畑への移植は下記の記事に乗せてあります。

プランターで育てる場合は、このタイミングでプランターに移植します。プランターの土は、野菜用の土と牛糞たい肥を混ぜたものを使うと良いです。アスパラガスは水捌けの良い状態を好みますので、プランターや鉢の下には、丸土などを敷いて水捌けを良くしてください。

数年経過したプランターに植えたアスパラガス

このアスパラガスは屋根のある場所に置いてます。アスパラガスは雨が直接当たると病気になりやすいです。

屋根の下に置いているので、病気にめったにならないので農薬をかけたことがほぼないです。

3粒の種から育てて2年目のアスパラガス

プランターで育てますと、アスパラガスの根がどんどん張っていくので、鉢を大きくするともっと収穫量が増えると思います。

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